設立趣旨

 東日本大震災と、それにともなう原子力発電所の大事故は、市場原理優先、効率優先、エネルギー多消費型の現代文明に大きな警鐘を鳴らしました。 一方、グローバリゼーションの波は、人間、地域、国の「個」の喪失を生み、代替可能な、自分である必要のない人、ここである必要のない地域が求められて、悩む個人や地域の疲弊を生んでいます。我々は、従来の文明発展原理の継続・加速から環境共生文明への転換にむけて舵をきるべきときであると思います。 そこでは、単なる化石燃料や原子力依存からの脱却ではなく、エネルギー消費構造や社会のしくみ、自然との共生のしかた、そして我々の価値観やこころまでを転換していく必要があります。
 日本EIMY研究所は、そのような、地域のエネルギーや資源を地域のために最大限活かす社会の実現を目指して、 平成24年5月15日に設立されました。