2005年 日  記
日付は昇順です                                
2005年01月14日

年が改まって今年最初の検診です。
昨年12月に採血した、PSA=0.117で前回少し高くなっていたが今回また以前より下がり今のところはホルモン注射と放射線治療の効果でがん細胞はおとなしくしているようで一安心です。



2005年02月18日

今日の検診でPSAは手術後で今までの血液検査で最低値の0.105まで下がった、先生の話では多分本日の採血検査結果では0.0を下回る値になっているだろうとの事です、がん細胞は順調に撲滅している良い結果に一安心です。 これで尿漏れがないと良いのですが手術をすればすべて良しとは中々いかない物ですね。

昨日の「読売新聞」から
2005年2月17日 医療ルネサンス No3545

放射線による小線源治療の記事が載っていたが、今は日本でも25施設の医療機関で保険が適用され治療出来ることになったとの事、記事ではまだ25施設となっていたが、私が手術した頃は被爆国日本では放射線に対する決まりが厳しく東京慈恵医大等でテスト的に治療されていたぐらいで治療する人は米国まで行かなくてはならなかった、今でも東北では岩手医大だけだが宮城県内病院にもこれからの患者のために是非設けてもらいたい。
記事にもあるように初期段階の前立腺癌にはこの治療が絶対に良いと思っています。私の場合一応手術は成功したものの、排尿がうまくなくて再度尿管を広くするレザー手術をしましたが今もって尿漏れには悩まされております、また勃起神経左側を生かしての手術でしたが結果はうまく行きませんでした。
これからは早期発見で前立腺癌を治療する方は他の癌と違い進行性が遅い癌なので「小線源治療」を是非検討した方が良いと思います。


医療ルネサンスのホームページ
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/renai/20050217sr11.htm

2005年03月25日


本来なら先週診察を受けなければならなかったのですが、仕事の都合で1週間遅れて今日になりました。 おかげさまで予想通りPSAは順調に下がって0.084になりました、今日からホルモン注射を一時休んで血液検査で今後は様子を見ることになりました。

注射代が高いのも(一回2万円負担)さることながら、この注射をすると手足が若干しびれた感じがするのと、足がむくむのが気になっていたのでこれが無くなればと思います。

今飲んでいる薬
      アダラートCR   20mg  朝1錠
      ポラキス錠2   20mg  朝1錠
  ウルゾ100   100mg  朝昼夕1錠


  大河原河川公園の白鳥

2005年04月22日

ホルモン注射をやめたら手足のしびれが無くなるのではと期待しておりましたが何も変わりありません。

そんな時、リンパ浮腫(フシュ)の記事が読売新聞(2005/04/17日曜日)に載っていました。
ホルモン注射のせいで手足がむくむものとばっかり思っていたら、この記事を読むと癌などの手術でリンパ液の流れが悪くなり筋肉と皮膚の間にたまって起こるらしいのです。
対処方法はスキンケアやマサージ、毎日の運動でリンパ液の流れを良くし整えることで症状が緩和されるとのことです。 私の場合いは軽いむくみですが乳癌などの手術で脚がパンパンに腫上るようにむくむひどい症状もあるようです。

その事を今日先生に話したら時間が立つにつれリンパ液の流れ良くするように、自然にリンパ液を流すバイパスが出来るようになるとのお話に期待することにしました。

前回採血のPSA=0.100です



                     白石市深谷の水芭蕉

2005年05月27日

先月採血のPSAは0.118前回より少し上がったがほぼ今のところ安定しているようです。
尿漏れに悩まされ1年以上にもなりますので、シリコンで尿道を狭くする方法があるのでその事を主治医に相談したところ、その前に色々検査をすることが必要なので次回の検診からお願いすることにして来ました。

連休に上高地に行ってきました、天候にめぐまれ絵葉書以上に素晴らしい景色に多くの人が訪れるのが分かります。 上高地五千尺ロッジに泊まり大正池、明神池と入院以来こんなに歩いたのは初めてです。トイレも整備(チップ制の所もあり)されており尿漏れの私には大変助かりました。
とにかく長野県は観光地が一杯です、今回は4泊5日でしたが機会があればまた行きたいと思います。

 
  梓川からの穂高岳


  明神池・心が洗われます


                猿が新緑の芽を貪るように食べていました

 
              松本城と北アルプス

2005年06月24日

先月採血のPSAは0.079で癌細胞については心配ないようです。
ただし尿漏れはいっこうに良くならないので治療手術をすることにしました。

前回の日記でシリコンを注入すると書きましたが、正しくはコラーゲン(牛の皮下組織から採集した天然のタンパク質)を注入し尿道を取り巻く組織を盛り上がらせ、尿が漏れないように尿道をしっかり閉じるようにする治療です。
これを「バードコンティジェン注入療法」と言います、アメリカの製造会社BARDの製品で日本では潟<fィコンが輸入販売元です。

今日は手術前のコラーゲンに対するアレルギー反応等がないかのテスト注射をされ4週間観察し問題が無いことを確認し、8月3日に手術予定となりました。
この治療は一般には女性の方が男性より効果があるそうで、男性の場合は70%が何らかの改善があり1回の治療だけで終わるとは限らないとのことです。

「バードコンティジェン注入療法」については今後の治療経過を随時報告して行きたいと思っております。


下水処理場ポンプ棟のダクトに巣作りしたチョウゲンボウ

       雛が2羽見えます


巣から落ちてしまった雛
その後親鳥が世話をし無事巣立って行きました

2005年07月22日

6月採血のPSAは0.078で前回とほぼ同じ検査結果は良好このまま続く事を祈ります。

今日は8月2日の入院の為の検査をしました。
採血、尿、胸と膀胱のレントゲン、肺活量、心電図の検査を受けました、病院は非常に空いていて30分ぐらいで終わりましたが赤字経営でなにかと話題になる厚生年金病院の今後が心配になって来ます。

7月21日の朝日新聞「声」の欄に下記のような投書がありました。



私の場合も偶然の血液検査からPSA=28とデータからは間違いなく前立腺癌と判定される値で、その時は私も何の事かわかっていませんでした。
本当に付いていたとつくづく思います、50歳を過ぎたら男性はぜひPSA検査を受けておく事を勧めます。

2005年08月02日

今日入院しました。

10時     病室553号室に案内される以前入院した時と同じ部屋です。
10時30分 主治医から今回の手術についての説明があり、1回の手術で尿失禁が止まる可能性は        約70%程度とのことです。 成功することを祈り承諾書にサインをする。
14時00分 朝食、昼食は食べましたので手術準備のためそれを下剤で出す液体の飲み薬を飲まさ        れましたが味が強すぎて飲むのに苦労し5回ぐらいに分けてやっと飲みました。
17時00分 明日の手術の麻酔についての問診がり担当医師がこれないとの事で代理の医師から         説明を受ける。
20時、朝の6時、10時にイソジンでうがいをし手術準備完了。
        

2005年08月03日

今日手術ですメスを入れるのではないので、さほど心配はしていませんがちょっと尿道に内視鏡を入れるだけなのですが準備の検査、そして今から栄養剤や化膿止めの点滴と結構大変です。

10時  点滴開始
13時  手術室に入る麻酔医からは全身麻酔と言われたが前日からの引継ぎがうまくなされていな      かったようで前回の尿道手術でも問題は無かったので下半身麻酔でお願いする。

13時30分 麻酔が効き手術の準備に入る下半身麻酔なので状況がわかり私のしてはこの方が良         いと思う。
14時30分 手術終了
        手術の内容がテレビモニターで見ることが出来、またコラーゲン注入状況もわかり尿が        出なくて苦労した事もあるので、先生と相談しながら注入をやめるころあいも判断でき         納得しての手術が出来良かったと思う。
夜中1時   手術後私は熱が出て苦労するので今回も切ったのではなかったが37.1度の熱が出た         が一時的なもので朝には平熱にもどりました。

         カテーテルと栄養剤等の点滴があるので今日1日は身動き出来ない状態です。

2005年08月04日

今日から朝食も普通に食べてよい事になる。

9時30分 カテーテルを抜いてもらう。

11時00分 術後初めての排尿、少し血の4ミリぐらいの塊が出たが尿には別に血も混じっておらず        少し痛みを感じるが徐々によくなるでしょう。
        以前にカテーテルをとてから尿がうまく出なくて苦労しているので心配したが今回は問題        ないようだこれで明日は無事退院できる。

2005年08月05日

担当主治医から2週間後術後の検査に来院するよう言われ10時に退院しました。 
3回目の入院でしたので顔見知りの看護師さんも多く毎回親切に看護していただき大変お世話になり有難うございました。

追伸
今回の入院はそれほどたいしたことはないので、職場にも夏休みを取ることにして来ましたので誰もお見舞いに来ることは無いと思っていたら、このHPを見て退院したのも知らずお見舞いに来てくれた「中国文化研究会」(?)の3名の方々本当に有難うございました。
お見舞いのメロン大変美味しかったですいつもお気遣いいただき感謝しております。

2005年08月19日

コラーゲン注入による治療が終てから初めての経過検診ですが残念ながら尿漏れが完全に治ったわけではありません。
前に比べると50パーセントぐらい漏れは改善さらましたがまだ尿パットからは解放されていません。
しばらくは尿漏れ体操をしながら様子をみたいと思います。


◎宮城県地震について

8.16宮城地震はマグニチュード7.2の割にはあまり大きな被害もなく本当によかったと思います。帰省していた旅行者の人達は大変でしたが、昭和53年6月12日(1978年)の宮城沖地震から27年目、向こう30年間発生確率99%と言われ、今回の地震は横ゆれの時間が長かっただけについに来たのかと一瞬思いました。
今回の地震で被害が少なかったのは宮城沖地震以後の地震対策の経験が生かされ、また日中であったと言うことも幸いであったと思います。



 今回の地震で被害を受けた管理棟エントラスホールのガラス。

2005年09月16日

今日の経過検診でのPSAは0.089と問題はありもせんが相変わらず尿漏れがあるので再度コラーゲン注入をしたいと思うと医師につげたところ、半年ぐらい経過しないと2回目は出来ないとの事でした。



9月10日七ヶ浜国際村での公演、仲道郁代の「ゴメン!遊ばせクラシック」2005を聴いて来ました。仙台生まれとの事と国際村ホール建設に関係した事で、毎年のように国際村には来てますのでその都度楽しみにして演奏を聴きに行っております。
今回はこの企画、七ヶ浜国際村が最後の打上げ公演と言うこともあったのでサインをもらって来ました。 その時握手していただいた手の温もりと気品のよさが強く印象に残りました。

関係記事が七ヶ浜広報に載っていますのでご覧ください。
http://www.shichigahama.com/benricho/joho/d86-380.html



仲道郁代のインタビュー動画も見れますよ。
http://www.music.co.jp./classicnews/interview/


2005年10月14日

今日の経過検診でのPSAは0.079と横ばい状態で特に問題はありません。




私も、はまってしまったおじさんです。
クラシック音楽は好きですがそれほど詳しくなく、私のレベルにあった内容にも満足しています。 実際の音楽関係者から取材したネタやアドバイスを受けての漫画だけにリアリティ十分、13巻を昨日見たばっかりです。

作者:二ノ宮知子公式サイト
http://www.din.or.jp/~nino/main.html  

2005年11月11日

本日の経過検診結果前回10月採血のPSA0.089で誤差の範囲内の数値で特に異状はありません。

尿漏れは相変わらず悩まされております、たまたま河北新聞10月25日付けに仙台のベンチャー企業エフ・イー・エス企業が東北大と共同研究で電気刺激を利用した装置を開発し本格的に販売しているとのニュースを知り、先生にお願いして今日紹介状を書いていただきました。
仙台市内では駅前アエルビルの10階にある「かねとう腎泌尿器科クリニック」で扱っているそうですので早速治療を受けたいと思います。

おって治療結果を随時報告していきますのでご覧ください。


2005年11月30日

診察の予約がこんでいて、今日やっと主治医の紹介状を持って「かねとう腎泌尿器科クリニック」に行ってきました。
問診は簡単に終わり、治療器メーカーの方から器具取扱いの説明が詳しくありました。
二週間は無料で使用出来その後は患者の希望でリースで使用するか購入するかを決めることが出来ます。
費用はリース期間によりますが消耗品と治療器リース代を含め、月1万500円から1万5千円ぐらいです。

治療器の名称は「のどか」(仙骨表面治療的電気刺激)といい、本体は携帯電話を一回り大きくした程度で、それに名刺ぐらいの電極を二枚を尾底骨の上に貼り付け電気刺激を与えるだけです治療中は寝ていることもなく本体を持って動いてもかまいません。
私の場合は10秒通電5秒休みを15分間連続繰り返し、それを朝と晩治療するだけなので思っていたよりは楽です。
これで治療効果が出れば良いのですが二週間後にその効果を報告します。


       かねとう腎泌尿器科クリニック・ホームページ
       http://www.knuc.jp/html/home.html

2005年12月14日


電気刺激治療「のどか」使用して二週間が経過し無料リース期間が終わりましたので今日病院に行って来ました。
二週間だけではまだ治療の効果は判定できません、気長に効果が出ることを期待してとりあえず1年間のリスを契約(器具と消耗品を含み月1万5百円也)をしました。

これからは月一回経過検診と消耗品受取りのために病院に行くことにしました。

厚生年金病院の方もPSAの変化も誤差の範囲内なで問題は無いのでこれからは2ヶ月ごとの経過検診になりました。