2013年日記
日付は昇順です                                
2003年05月08日

 還暦を迎える頃から低いほうの血圧が高くなり、血圧が95近くから下がらないため個人病院で血圧薬アダラートCR錠20mgを毎朝1錠飲む治療を受けておりました。
毎月1回診察を受け3ヶ月に1回血液検査を受けていたのですが、今日の診察でPSA値28なので大きな病院で精密検査を受けてくださいと言われました。
 その時はPSA値が何であるかと言うことも全然知りませんでしたし、前立腺癌の疑いがあると言われても、天皇陛下がかかった病気だなと言うぐらいの認識しかありませんでした。

 さっそくインターネットで調べてみると多くのホームページのほか各病院からの詳しい説明があり大変参考になり有難かったです。
 特に入院体験の詳細記録には、ここまで書いてくれているのかとうれしくなり、安心して私も手術することを決心させてくれた御礼もこめて、皆様の素晴らしいホームページには到底およびませんが、私のこれから受ける手術体験が前立腺癌患者仲間の少しでも参考になればと思い、ホームページを立ち上げることにしました。                                      

2003年05月16日

 私のかかりつけの東北厚生年金病院泌尿器科で診察を受ける、肛門からの触診ではそれ程、前立腺は硬くないと言われたがPSA値28は検査して見ないとわからないが癌の疑いは非常に高いとの事であったがホームページからの情報でそれほどのショクは受けなかった。

                                治療費 ¥5,595円也

2003年05月22日

 前回の血液検査の結果PSA値28で前回検査値と同じ値であった、レントゲン、血液検査等の詳細検査を受けたがほぼ前立腺癌にまちがいないと思うので入院して針生検を実施し癌細胞の状況を調べることになる。
 検査のための入院は一泊2日で実施しているので予約を取っていくように言われる。

                                治療費 ¥5,640円也

2003年06月02日

 針生検のために1日入院、検査はベットに横になり肛門付近局部麻酔で検査それ自体はさほど痛いと言うこともなかったが針生検の箇所がかのう等がしないよう点滴を受けたのが自由にならず辛かった。 入院することになるともっと大変と先が思いやられる。
 次の日昼には退院する。                          
                                治療費 ¥22,780円也

2003年06月09日

 針生検の結果を聞きに行く、結果は前立腺右側の2箇所から癌細胞が検出されたまた、MRI画像から見るとがんの一部が外側にはみ出すように形がくずれている写真を見せられる。

主治医の先生は、今日学会で出張しているので今後の治療方法についてはこれから検討してきめるとの事であった。
 もしかしてとの期待は崩れやはり癌であったかとの思いを強くした日であった。

                                治療費 ¥1,250円也

2003年06月17日

 主治医の先生が学会で出張していたため今日の説明となった、私としては前立腺の形が崩れている写真を見せられていたので、手術するよりは放射線治療のほうがいいかなと言う気持ちが強かったのだが、説明を聞いていると手術でも放射線治療でも明確な差はないが副作用等を考えると手術のほうが年齢的にも確実なように思われたのと、インターネットからの知識を参考に即手術手続きをとる事にする。
 この日はCT検査、骨シンチ検査、MR検査の予約日を決める。

                                治療費 ¥12,860円也

2003年06月24日

 今日は骨シンチ検査をするので、午前中に骨に反応してカメラによく写るようにするための注射をする、その反応が出るのが夕方になるのでMR検査とで1日が終わった。
 
こう検査が続くと医療費も3割負担では大変です、チョト見てもらうのにも最低1万円は用意しておかないと病院には行けなくなりましたね以前に比べ病院が空いているのもうなずけます。

                                治療費 ¥27,560円也

2003年06月30日

 すべての検査結果が出たのでその結果を聞きに行く、癌は他には転移しておらずまずはひと安心、手術日は8月6日と決まりそれに向けての自己採血日の連絡待ち。

                                治療費 ¥200円也

2003年07月04日

 入院に当たっての説明と、自己採血を2回に分け400ccづつ採血する説明がある。
7月22日と7月28日に採血日が決まる。
                                診療費 ¥1,250円也

2003年07月22日

 今日からいよいよ手術準備のための自己採血が始まる、献血は何回もしているので簡単に終わるものと思っていたら、まず自分に献血をするための確認書を取られるとともにその血液を日本赤十字社で検査をしてもらわないといけないのだそうです。
400ccの採血は若いから速いわねと看護婦さんに言われたが、全然若くないよと言ったら病院は年寄りばっかりだからと言われてしまった。
 採血の後また一週間後に採血するので造血促進の注射を2本される。

                        治療費 ¥5,340円也

2003年07月28日

 いよいよ今日の自己採血で入院準備が完了する、採血だけで簡単にすむものと思っていたら来週の手術に備え、再度血液、尿、心電図、レントゲンの検査を受ける。

 検査結果から主治医の簡単な問診をうけその後400ccの採血をする。
採血を受けていると、最近特に前立腺癌の患者さんが多くなったと聞かされる、入院患者も常に2名は入院していると聞き先輩患者に色々話が聞けると思うとホットした気持ちになった。
 
 勤務先に休暇届を出すため、入院生活は2週間ぐらいとのことでその後自宅療養を含め4週間の診断書を書いていただく。

                                 診療費 ¥5,290円也
                                 診断書 ¥5,250円也

2003年08月01日

 いよいよ月曜日から入院です、職場の関係者に挨拶を済ませる日となる。

 知人の幾人かにはホームページの公開通知メールを送っていたがその中のA氏がわざわざ職場の方に訪ねてく来てくれた。 もっと早く知っていたら良いサプリメントを紹介したのに手術しなくても済んだかもとの話にもなったが、私は今まで健康で過ごして来たためかほとんど健康食品とかましてやサプリメントなどとは縁が無かった、しかしこうして自分が癌になってホームページなどを見ていると免疫力を付ける色々な物があることを知らされた。
 
 夜にはMさんから電話があり、今教育テレビで前立腺癌の最新治療について放送しているから見たらいいよとのありがたいお知らせをいただく。
 私も本当の希望は手術よりもテレビ放送でも取り上げていたが「組織内照射」放射線治療が最良であると分かっていたが核アレルギーの強い日本ではなかなか許可にならず、ごく最近この治療法が法律で認められた、私の治療には間に合わなかったのは残念であるがこれからは多くなる治療法と思っている。

 ホームページを立ちあげた事で色々な方から励ましのお言葉やメールをいただき本当に有難うございます、手術後しばらく更新はできないと思いますが退院しましたらまたその結果をご報告いたします。

2003年08月04日

 今日からいよいよ入院生活が始まります。 9時に病院に行き552号室に案内される、さっそく今後の手術に向けての説明の後さっそくオヘソの胡麻とりをされる。 また手術に用意する物として大き目のバスタオル 3枚、タオル 3枚、タオルケット 1枚を用意するように言われたがもっと前もって言ってほしいと思う。
 午後には先生から明日の手術についての詳しい説明があったが、話をうかがっていると胃癌よりも簡単な手術と思っていたがそれは大きな間違いで、胃よりも色々な臓器と神経がが狭い箇所にあるので結構大変な手術で、5時間ぐらいは見ておかないといけないとの説明に自分のあまい考えに思い知らされた感じである。 いずれにしても手術は大変だと言うことだ。

 病院の食事はご飯がいまいちだがおかずやデザートの果物がつくのでけっこう美味しく頂いております。

2003年08月05日

 明日の手術のため抗生剤テストの注射を2本される、15分後の結果はOK、その後昨日の続きでヘソのゴマ取りと恥部付近の剃刀できれいに剃っていただく。

 インターネットで前知識があったので、若く美人の看護婦さんだったが特に恥ずかしいとかの抵抗感なしむしろ申し訳ない気持ちがする。

  記念にと思いツーショットの写真を後日お願いしたが振られてしまいました、 これってセクハラになるのか私としては記念写真のつもりだったのだが残念であった。

 これがその時の電気特殊?剃刀

昼食後は、これからしばらくはお風呂に入れないので病院の風呂で洗髪と体をきれいに洗う。
 夕方に麻酔の先生と担当看護師さんから明日の手術に関する問診と説明がある。

今回の前立腺癌手術については、インターネットからの知識が非常に参考になったので私の手術状況を撮影していて欲しい旨お願いする。
担当主治医からも私がよければその手術中の写真を欲しいのでと、逆にお願いされた。
 
 夕食はなく、うがいを8時にするのと下剤を飲んでお腹を空にする準備に入る。

2003年08月06日

 手術の日  

 手術を受けるにあたり一番心配されたのが風邪であったが、ようやく今日の日を体調良好で迎える事ができ何よりである。

  9時過 看護師さんと手術室に向う
  9時半 麻酔を背中注射され徐々に解らなくなる

  10時〜3時過 約5時間手術

  4時半頃  手術結果を家族に説明
          手術成功、詳細は1週間後検査データが出てから
  6時頃 麻酔から覚める、いたって本人は元気である

  主治医とお話し出来、手術結果を直接聞く、左の勃起神経は予定通り残し右についても残せたと思うとのことであった。

   手術アルバムを見たい方はこちらをどうぞ。
 

2003年08月07日

 手術後 1日目 

 9時頃集中治療室から自分で30m近く歩いて病室に帰る、看護師さんからは鈴木さんスゴイトとおだてられたが本人はいたって平気さほどの苦しさはなし。

 点滴、尿管、リンパ液処理管、麻酔管で身動きとれず大変、痛みはないが寝ているのが精一杯でも歩いたほうが良いとのことなので、病棟5階を東西に往復してみるが邪魔者をぶら下げての歩行なので大変である。

2003年08月08日

手術後 2日目

 麻酔気がなくなったからなのか今までと変わらないが昨日と同じ体温27.5度なのに体調が非常に悪い食欲もなく横になっているのがやっとの状態、熱が大変と入院前に先輩患者から聞いていたのはこの事かと納得する。

痰もからみはじめる、のど飴を買っていたのでそれをなめるとなかなかいい感じこれはお勧めです。

2003年08月09日

手術後 3日目

 昨日よりいくらか良いが熱が37度あり気分はすぐれない、テレビなどは見る気力にもなれない向かいのオバタリアン達のおしゃべりがうるさくて気にかかるのも体調のせいなのか。

回診の時に先生に伺うと、パターン通りだから心配いらない明日はずっと楽になるはずだからと言われそんなものかと、時間が速く過ぎるのを待つ気持ち。

 麻酔針を抜いてもらう事になったが実際は、私の寝相が悪いのか針はもう抜けていて麻酔の役をはたしていなかったのである。
そう言えば看護師が鈴木さんの麻酔薬の減り方が少ないんだよねと言っていたがヤッパリと思う。

2003年08月10日

手術後 4日目

 昨日とは違い熱も下がりだいぶ体調が良くなってきた、朝4時に目が覚め台風10号一過の日の出を見る事ができる、手術が大成功に終わり経過も良いので思わず合掌する。


             552号室からの日の出
       台風一過の日の出は、カメラの電池切れで撮れなかったのですいません。

2003年08月11日

手術後 5日目

 今日はリンパ液の管の抜き取りです、これがなくなるとだいぶ動きが楽になるのでほっとする。

管を抜くとき少しビビット来たがさほど痛みは感じなかった無事終了。


 これがリンパ液を抜いていた管です          リンパ管が入っていた時の状況

2003年08月12日

手術後 6日目

 体調そのものはすっかり元に戻った感じただ手術箇所は相変わらず動くと痛い。

夕方主治医が見えた、今日は大変忙しくってすいませんとのこと、尿管をぬく話になったが私としては完全に尿道が繋がってからの方が安心なのでゆっくりでよいですと希望する。
それでは、明日は第1回目の抜糸を行いましょうと言う事になった。

すこぶる今日は体調良し、夕飯もおかずは全部いただく、ただ体を動かしていないのでご飯の量は多すぎる感じ8分目ほどいただく。



        ここの食事は病院の食事と思われない程大変美味しいです
 私の場合はダイエットも兼ねられると期待していたのですが、これでは望みなしです。

2003年08月13日

手術後 7日目

 すこぶる体調良好、痛みも大分少なくなり歩行も苦にならない、食事もうまく全部平らげる。
9時に主治医が見え午後に抜糸しましょうとのお話。


 中学時代の同級生が癌と聞き、本人がショックを受けているのではと誘い合わせて励ましに来てくれる嬉しかったが、本人は意外にアケラカンとしているし顔色も良いので安心して帰っていった。
 私が元気になったら毎年1回集まっている定例会を今度は海外でやろうとの話にもなった友とは本当に有難いと思う。

2003年08月14日

 手術後 8日目

今日10時に残りの抜糸をしてもらう、糸が取れた方がなんだか楽な感じである。
もう軽くシャワーなどを浴びれれるそうだが、尿管を18日の月曜日に取るそうなので特にシャワーを浴びたい気持ちもさほどないので、蒸しタオルで体を拭いてもらう。


                 抜糸後の状況

2003年08月15日

手術後 9日目

 今日金曜日は風呂の日なので、先生からはシャワーの許可が出ているのでどうですかとお声がけされたが尿管がまだ繋がっているのでお断りする。
痛みのほうはほとんどなくなって来た、立ち上がったり、座ったりする時にいくらか痛いがゆっくり歩行するのには全然問題ないぐらいに快復した。
 
  今日午後前立腺癌の検査のため75歳の方が入院してきた。
  元東北電力に勤めていたそうで、この病院の高圧電気も私が関係していると自慢げに話されていたので、私の職場はもっと電気を使う流域下水道ですよと言うとあそこも関係しているんだとのこと、下水の管理棟の立派さに驚いていました。
(注:オープニング画面が管理棟です)
 

2003年08月16日

手術後 10日目

 日に日に痛みが取れて行くのを実感出来体調も良くなっていくので、外科の手術とはこう言うものかと実感するしだいである。
まだ尿道管を付けているのにうっかり忘れてしまい動き回ってしまう状況、危ない危ない。

ただ困るのは、尿管を付けていると排便のときに尿が出たい気持ちになるのだが思い道理に排尿出来ないため、排便もストップしてしまい便秘がちになることである。
そんな事で、今日は排便なし。

2003年08月17日

手術後 11日目

 ひどい便秘の経験はないので少し気になって、昨日から何回かトイレにいったが出したい気持ちはあるのだが出てくれない、手術箇所も息むと痛むのでどうしてもかばってしまう。

 これではまずいと思い朝5時に座薬をもらって処理しようとしたが30分くらいしてからお腹がいたくなりトイレにいたがすんなり出てくれない、お腹のいたさが何回も繰り返すがうまく息むのと合わず脂汗が出てくる、そうこうする事30分くらいだろうかやっとスツキリ状態になった時は本当にホッとした。
 今回の入院での一番つらかったのはこの便秘に遭遇したことであった。

 今日からは腹帯もはずれ尿管がなければお風呂にも入れる状態まで回復した、ゆっくりと歩行するのにはほとんど違和感なし。
 立ったり座ったりの時にいくらか痛む程度である。

 体調が良くなってくると食べ物にたいしても欲求が強くなり、今日などは、ラーメンか日本そばが食べたい気分です。

2003年08月18日

手術後 12日目

 今日はいよいよ尿管撤去の日である、8時に主治医が様子伺いに来たので、今日はよろしくお願いしますと挨拶をかわす。

 まもなく主治医一人で表れ、では抜きましょうかとあっさりおしゃられもっと後からかと思っていた私は早いほうが嬉しいが何か拍子抜けした感じであった。
 説明によると管が抜けないようお腹の中で風船のようにふくらましているそうでその液体を抜き取るとお腹がクゥクゥとする感じがしたかと思ったらもう引き抜かれていた。


     これがカテーテルです               尿管先端部の風船装置

 カテーテルを引き抜けば後は簡単に小便が出来るものと思っていたのが大間違いであった、小便はしたい気持ちはあるのだが痛くてなかなか出来ない。
 最初に何とか頑張って便器に腰掛大便と一緒に10ccくらい出たがその後は出てくれず、夜中まで3回カテーテルで尿を採ってもらっつた。

 他のホームページでは尿漏れのことについては、結構詳しく書かれていたがこれほで尿を出すのに苦労するとは思っていなかった。
第1回目のカテーテルは主治医が行ってくれたのでスンナリ入り間違いなく繋がっているから大丈夫、でもどうしてかなー、もし出ない時は内視鏡で見てみるからとのことであった。


2003年08月19日

手術後  13日目

 朝7時尿意をもようしたのでトイレに行ってみる、痛いが我慢して気張るとチョロチョロと出てくれた、これで内視鏡を入れずに済むとほっとする。
 8時過ぎに心配して主治医も様子を伺いに来てくれる、報告は聞いていました良かったと帰っていった。

 尿が出たので安心してシャワーを浴びスッキリした、この分だと予定通り金曜日には退院出来そうです。


     5階外科病棟の風呂                 シャワー後の手術箇所

2003年08月20日

手術後 14日目

 一難去ってまた一難、夜中0時半頃の排尿の時に赤いごみのような血の塊のような物が混じっていたので気になっていたら、2時頃尿意をもよおしトイレに行くが痛くて苦しいだけで一滴も出てくれない。
 3時に我慢できず、カテーテルで看護師さんに排尿をお願いする、その後5時に90cc程出たが7時にはまた出ない状態になてしまう。

 9時頃主治医と副主治医が二人で見えもしかして血の塊のような物が悪さしている可能性も有るので、超音波で見てみるから、膀胱が一杯になった状態で検査するのとのことでであった。

10時40分エコーで見てもらうが異常は発見されず、痛み止めの強いのを入れてみて自分で排尿出来るかやってみる事にする。

 あいか変わらず自分で排尿できず、14時、18時半 カテーテルで尿を採ってもらう。

2003年08月21日

手術後 15日目

 1時40分 苦しくてカテーテルで排尿 250cc近く出る、その後楽になり入院してから始めてぐらいの深い眠りに入る、6時に目が覚め相変らず自己排尿出来ず看護師さんにお願いする。

 7時45分 自分で何とか10ccの尿がでる、その後徐々に出る回数と量が多くなって来たので一安心。 夜になって順調になってきた、またその出方もスムースになって来たがしびれた様な痛みを少し感じる。


             入院病棟 3階エントランスのコチョウラン

2003年08月22日

手術後 16日目

 最初の予定では今日が退院日であったが、予想に反し自己排尿が出来なかったのでもう少しスムースに排尿が出来るまで、ゆっくり病院生活を送るつもりです。
 
 9時に一番風呂に入りスッキリした状態で、東北高校の決勝進出を確認し外出許可をいただいて今ホームページの更新をしたところです。

 今の予定としては来週水曜日頃の退院を考えております。

2003年08月23日

手術後 17日目

 昨日までは退院出来ると思っていたが、昨夜から今朝にかけて尿が出たり、出なかったりで度々カテーテルのお世話になったつらい夜でした。

 M先生が来られたので状況を話すとでは私が見てみましょうと、カテーテルを挿入したがやはり入りにくい所がありスムースにいかないので、透視で見ながら確認することになった。
膀胱との接続箇所が難点になっている事がわかったので、とりあえず土日を控えているのでまたカテーテルを入れたままにして様子を見る事になった。

2003年08月24日

手術後 18日目

 カテーテル装着での不自由な生活、今入れてるカテーテルは以前のとは違いワイヤーを使って尿道に入れているため、前の時とは違って違和感を感じる上、動いたり、歩いたりするとチクチクと痛い感じがする。

 今日はおとなしくベッドで静かにしていた一日でした。

2003年08月25日

手術後 19日目

 午後に内視鏡で尿道の縫い合わせた箇所を見てみると、炎症を起こしている事がわかったのでもう一度カテーテルを入れて状況を見る事になった。
また1週間近くこのような状況が続くことになった、こんな事は予想していなかったが完全に治さないと、あの尿道が詰まった時の苦しみはもうたくさんだ。

         入院から15日までの請求書が来た  治療費  ¥273,610円也

2003年08月26日

手術後 20日目

 本来なら明日あたりを退院目標にしていたが、それも無理となってしまったので職場のほうにもその旨電話しておく。

 4時近く主治医、他泌尿器の医者が回診に来た、木曜日にカテーテルを取ってみるからとのこと、今度は旨くいくといいなとのこと、私もそう願っていると返事した。

尿が出なくなるとは本当に予想していなかったのでチョツとショックが大きかったがこんな事もあると言うことで、これからの手術参考になればと思う。

2003年08月27日

手術後 21日目

 膀胱と尿道の接続縫い目箇所の炎症が治まるのを待っているだけの日で、特に変わった事はない1日であった。

2003年08月29日

手術後 23日目

 今日は尿の出方の検査をする、10時40分に外来病棟で主治医から検査を受ける。
エコーで排尿後の膀胱を検査したが残尿量も無く、今度はいつ退院しても良いですと言われたが尿漏れがまだあるので2、3日様子を見て退院日を決めようと思う。

 私の入院生活よりも早く、今日フルートの整備が完了したとの報告が入りました、調整されたフルートを早く吹きたい気持ちになりました、もう少しの辛抱です。

2003年08月30日

手術後 24日目

 昨夜は2回ぐらいトイレに起きたが尿漏れも無く順調だ、この分だと大丈夫だと思われるので、今朝主治医が巡回に来た時、月曜日に退院する旨報告する。

2003年08月31日

手術後 25日目

 尿漏れもほとんど無くなって来たので、今日からT 字帯からトランクスに変えパジャマも上下式にする。 ただトイレに行く回数は尿漏れが心配なので2〜3時間に1回のペースです。

2003年09月01日

手術後 26日目 退院

 予定では2週間ぐらいで退院と思っていたが、1週間延びたかっこうになってしまった、なかなか予定通りにはいかないのが手術なのだろう。

尿の出なかった時は本当に辛く、一時はどうなるかと思ったがこうして今日退院の日を迎える事が出来主治医の先生は勿論のこと、看護師さん達の昼夜を分かたずの大変親切な看病に頭がさがる思いです。

 私にとっては始めての1ヶ月の入院生活でした、職場の皆様には大変ご迷惑をおかけしたにもかかわらず、お見舞いに来ていただき励ましのお言葉を頂き感謝しております。
 来週には職場復帰しますのでよろしくお願い致します。

 追伸
5階B棟の看護師さんは、20代と若くてチャーミングでその上良く気が利く大変親切な人達ばっかりでした。

昼夜を分かず、様々な病人相手の仕事にもかかわらず、教育がよく行き届いていることに感心するとともに、今時の若者とは別人類と思われるほど本当に気配りの利く素敵な看護師さん達です、おかげさまで快適な入院生活を送る事が出来た事に本当に感謝します。

これからの皆様の活躍を心よりお祈り申しあげますとともに、後輩の指導もよろしくお願いし、素晴らしい自慢の病棟をこれからもお願いします。

これは、私個人の意見ではなく入院されていた同部屋の人と、その付添いの人の考えも同じと言う事も申し添えておきます本当にお世話になりました。

                                                             退院日 治療費  ¥113,790円也

2003年09月02日

手術後 27日目

自分で車を運転し退院後初めて事務所に挨拶に行く、しばらくぶりにハンドルを握ったのでハンドルが非常に重く感じたのと、スピードも今までの感覚と違い60キロぐらいがちょうど良くスイスイとはいかない、いわゆるシルバーマーク運転になってしまた感じである。
 
 体調は普通に歩行する分には問題ないが、まだ急ぎ足は無理、それと尿漏れは夜の睡眠中は問題ないが日中腰掛けて作業していると時々自分の意志に関係なく、チョロット漏れるので尿パッとのお世話になっている。

 今週いっぱいは休暇をいただき、来週月曜日から出勤しますのでそれまで尿漏れが無くなる事を祈りつつ、体調を整えたいと思いますのでよろしくお願いします。
 

2003年09月08日

 ほぼ一ヶ月ぶりの出勤となったが予定していたより一週間休暇を多く取ったおかげで、体調はほぼもと通りになった感じがする。
皆さんからも入院前と見た感じは変わりないとのお言葉、体重は3キロ程減っただけなので見た目が変わらないのも当然だと思う。

 尿漏れも家出のんびりしている時は少しあったが、こうして職場に来ると適度の緊張があるのか気が引き締まるのか今日はほとんどなかった。
明日からもこの調子で順調に回復に向っていくことを祈るばかりです。
 

2003年09月22日

 退院してから2回目の診察を受けに行ってきました。

前回採った採決のPSAの値は28.1でした、今後も経過を見るため月1回くらいのペースで採決をしながら様子を見る事にする。
 
尿漏れの方はほとんどなくなったのでパットの世話にならなくても良くなったが尿の出が少し悪くなったように思う、先生の話だとそうなる事もあるそうでレザーで直す事も出来るので今後、時期を見て状態が悪い時は処置する事も出来るので今後の様子をみることにする。

                            診察費  ¥1,200円

2003年10月14日

 今日からまた入院する事に。

  明日の手術に備え今日からまた入院することになつってしまいました。
主治医の先生から明日の手術についての説明があった、私の場合手術して膀胱と尿道をつないだところが一部肉片みたいのが弁のようにはみ出しそれが尿道をふさぐため尿の通りが悪くなっているためその箇所をレザーで焼いて広げる手術なので20分ぐらいで終わるだろうとのことでした。
 手術のための検査は前回のデータがあるので、明日の朝から食事制限と手術のための点滴をするので今日は特に何も無くすごした。
 夜8時に下剤を飲み明日の手術にそなえ眠る。

2003年10月15日

 入院2日目

 前回の手術は全身麻酔でしたが今回は腰から下の部分麻酔なので手術状況がモニターで見る事ができる。
 内視鏡を尿道から入れて見ると想定していた以上に尿道が狭くなっておりレザーメスで処置するのに結構時間がかかった、手術前は20分程度と見込みは大きく外れ、麻酔の効いてる2時間ぴったりかかり思っていた以上に大変でした。



      内視鏡と背後にレザーメスと発信器


            尿道拡張治療とそのモニター


2003年10月16日

 入院3日目

 レザーメスでの処置だけなのでたいしたことはないと思っていたら、夜に37.5度の熱がでて結構たいへんでした、また日中も37度前後の微熱に苦しみ食欲がなかった。
尿道を広げる処置に結構時間がかかったため尿にもけっこう血が混じっていて夕方にやっときれいになってきた感じです。
2泊3日の入院予定でしたがこの分だと少し延びると思う、日曜日までは休みなのでその頃までに退院できればよいのだが。

 夜のニュースで天皇陛下の前立腺癌のPSA数値が手術後も微増傾向にあることが皇室の医師から記者会見で発表があった、やはり癌細胞を完全になくすのは非常に難しいのだと自分の癌も含めて思った。

2003年10月18日

 入院5日目

 9時半に主治医から尿管を撤去してもらう撤去後すぐに前の時よりは尿漏れがひどくパジャマを交換するぐらいぬれてしまった。
その後シャワーを浴びてサッパリしてから、さほど尿漏れは無くなった。
 ただ尿道を治療の時レザーメスでいじったせいなのか股の間が重苦しい感じで腰掛ているのが少しつらいようなきがする。
前の時には無かった症状です。

 3時に尿管を取ってから始めて排尿したら消防のホースのように一気に排尿でき、今までにない爽快感を味わえた。
このままで、後は尿漏れがなけらば最高なのだが。

2003年10月18日

 入院4日目

 今日尿管を取りますかとの話もあったがまだ尿に赤い血の塊のような物が時々入っているので安全を見て明日にすることにする。

2003年10月19日

 入院6日目

 昨日の尿の出ぐわいからだとこのまま退院してもよいかと思っていたら、その後排尿すると重苦しい痛みを20から30分感じる状況なのでしばらく様子を見ようと思う。
今朝の回診で先生に話すと尿道が炎症を起こしていたりしていることがあると、そうなる事があるとの説明があった。

2003年10月20日

 入院7日目

 本当なら今日から出勤する予定でいたが、尿が出てからのしびれたような重たい痛みが取れず今週いっぱいの休暇を職場に電話でお願いする。

2003年10月21日

 入院8日目

相変らず排尿時の痛みがあり、10分間くらいその痛みが続く特に我慢が出来ないと言う状態ではないが。
 
 診断書が出来たので夕方職場の人にお願いし取りに来ていただく。

2003年10月22日

 入院9日目

 相変らず排尿時の痛みがあるので回診の時に痛み止めの薬のお願いをする。

2003年10月23日

 入院10日目

 痛止め薬の効果がなく相変らず排尿後の痛みに苦しむ。

2003年10月24日

 入院11日目

 痛止めの効果が出ないので回診の時に訴え少し強めの薬に変更してもらう。
夕方から新しい薬を飲んだら夜には前より半分くらいの痛みで治まったがまだ痛いことには変りはない。

2003年10月25日

 入院12日目
 
 今度の薬で痛みはほとんど治まったが尿漏れがひどくなってきた。
尿漏れのパットがぐしょぐしょになるぐらいぬれてしまう状態が続く。

2003年10月26日

 入院15日目

 相変らず尿漏れが続いているこれは時間がたたないとどうにもならないようなので、とりあえず明日退院してようすをみることにする。
 すきりしたかたちで退院したかったが予定以上に休んでしまったのと職場にも迷惑をかけられなし、また寝てばかりいては体力も劣るのでこのさい一時退院して状況を見てみたいと思う。
 
                                                                    15日までの診療費 ¥59,860円也

2003年10月26日

 入院13日目

 ますます尿漏れがひどくトイレに行かないで尿パットで処理するひどい状態になってしまった。
尿漏れでパジャマもパンツも濡らしてしまったので、あわてて売店でパンツを買ってきたのは良いのだが封を開けたらなんとレイスが縁取りされた女性用、しかたがないのでそのまま間に合わせたがやはり位置が違うのでおかしな感じ、次の日男性用を買ってきてもらう。

痛みは薬で抑えられているから良いのだが、痛み止めが効きすぎてこのような状態になってしまったのかこのぶんではまだ退院のみこみが立たない。
 
 二泊三日の予定入院が大幅にくるい職場に嘘をつ言ってしまったかっこうになった。

2003年10月29日

入院16日目

 今日退院
退院といっても全快しての退院でわないのですきいりしないが、病院にいても尿漏れだけなのでこのまま入院していてもかえって体力が劣ることも考えられるので、一時退院し職場復帰しながら様子をみることにする。
 前回もそうだったが少し尿漏れがあったがいざ仕事をしているとその尿漏れもほとんど治った経緯もあるので、今回もそうあればよいと願っているのだが。

                                    診察料 ¥96,480円也

2003年11月14日

尿道拡張手術から31日目

尿道を内視鏡でレザー拡張治療をしてから始めての外来診察を受けました。
退院してから半月近くになりましたが相変わらず尿漏れが続いております。
夜に寝ている時の尿漏れはほとんど無くなったのですが、日中は事務的な仕事なのですが立ったり座たりしているとほとんど膀胱から尿漏れし、パットでそれを処理している状況です。
痛みの方はだいぶ少なくなりましたが硬い腰掛に座ると痛みを感じます。

今日の治療は尿検査と血液採集それとホルモンの皮下注射でした、飲み薬は毎朝一錠(カソデックス80mg)を一ヶ月分。

                             治療費  ¥21,360円也
                             薬 代  ¥12,702円也

2003年12月12日

手術後4ヶ月目

月一回の経過診断日で病院に今日行って来ました。
相変わらず歩き回ったりすると尿漏れが続いております、尿漏れはしかたないとして先月採集の血液検査の結果でPSAの値が2.2から4.48に上がっておりホルモン注射と錠剤を服用しているが癌細胞がまだ活動しているよである。

摘出した前立腺の詳細検査で右側が結構外にはみだすくらい癌に侵されていたので心配していたがやはりがん細胞は残っていたようである。
これが癌のしつこさなのかと思い知らされた感じである。

CRTと骨シンチの検査をもう一度してみて他に転移していなければ放射線治療を来月からする方向で今日は検査の予約をして帰ってきた。

                                                                             診療費   ¥21,360円也
  薬  代   ¥12,650円也

2003年12月16日


今日はCRTの検査を受けてきました、前にも受けていたのだがすっかり忘れてしまっており、血圧の検査を受けた後点滴をされその後造影剤の注射をされた、この時少し体が熱くなった状態になる検査事態は15分くらいで終わった。
ただ点滴の注射針が左手の甲にうまく刺さらず右手の甲に刺し直しをされてしまった、前回はこのような事も起こらずスムースに終わったので記憶に残っていないのだと思った。

                                  検査費   ¥7,550円也

2003年12月25日

前回に引き続き今日は骨シンチの検査を受けました。
11時に骨に集まる薬の注射受けてから午後3時45分からカメラ撮影、20分くらいかかりました。
デジカメを持っていかなかったので、携帯電話のカメラで撮ったのがこの骨シンチカメラの写真です。


                            骨シンチ検査料   20,230円也